※2022.12.6追記
細部をデザイン変更しました。
現在はこちらのデザインで製作しています。
国産の栗材と籐(ラタン)を組み合わせた新作の椅子です。
デザインはラタンのスツールの雰囲気と合うようにしました。
籐は、軽量でありながら引っ張りに強く、しなやかさも持ち合わせています。
座面を籐にすることで、ほどよくたわみ、独特の座り心地になります。
長時間座ってもおしりが痛くなりません。
椅子の重さは約2.8kgと軽量に仕上がりました。
移動がしやすく、扱いやすい椅子です。
この椅子は、背の構造が特徴的です。
ホゾを長く作り、貫通したところに穴をあけてクサビを差し込んでいます。
非常に手間がかかるのですが、背の抜けを防止し、とても強固な作りになっています。
クサビは硬いカリン材で、クリ材との色の違いがアクセントになっています。
笠木(かさぎ)と呼ばれる背の部材は、木目を吟味し、削り出した時に木目が山型になるようにしています。
優しい表情を持った椅子になります。
座面の籐はカゴメ編みといわれる格子状の編み方をしています。
周囲を溝にはめ込み、籐芯を打ち込むことで固定しています。
籐の部分は、あえて無塗装で仕上げています。
使っていくうちに徐々に飴色に変化し、魅力が増していきます。
今後、変化の様子をお伝えできればと思っています。
座枠の角には、隅木(三角形の部材)を入れることで耐久性を向上させています。
材質:クリ(国産材)、カリン、籐
サイズ:W400 x D496 x H706 mm(SH430mm)
塗装:植物性オイル
様々な樹種で製作できます。
こちらはオニグルミ。
ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。
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