東京都 I様
材質:オニグルミ、シウリザクラ、会津桐(引き出し内部)、桐羽目板(背板・底板)
サイズ:W980 x D440 x H1180 mm
塗装:浸透性ウレタン塗料
ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。
東京都のI様よりチェストのご注文をいただきました。
同時にご注文いただいたテレビ台と並べて置くとのことで、同じクルミ材にて製作しました。
見えがかりの部分は共木(ともぎ、同じ丸太のこと)を使い、木目や色味の統一感にも配慮しました。
また、台輪と呼ばれる下部のデザインも同じにしました。
引き出しの内寸については、いくつか具体的な寸法を伝えてくださいましたのでご提案がスムーズでした。
当初、5段か6段をご希望でしたので何パターンかのサイズをご提案しながら詰めていきました。
最終的には6段で製作することになりました。
ご希望をまとめると以下の通りです。
・収納するのは洋服のみ。
・引き出しの前面にはツマミやハンドルはつけず、堀込式の手掛けにする。
・外寸は最大でもW98x D44cm。
・引き出しは6段で内寸85x36cm。高さは1-4段目11cm、5-6段目16cm。
・3段目には仕切り板をつける。
I様は工業製品のにおいなどに敏感な体質とのことで、合板や集成材は一切使わず製作しました。
一般的には合板が使われることが多い背板や引き出しの底板には羽目板を使いました。
大きなチェストですので、軽量化のため框組(かまちぐみ)と呼ばれる構造を採用しました。
基本部材は角材で、ホゾによって組み合げる非常に手の込んだ造りです。
軽量で狂いが少ないという機能性に加え、意匠性も感じられ、見た目にも魅力的だと思います。
帆立てと呼ばれる側面に使う鏡板にこだわるのが框組の特徴です。
厚めの板を2枚に挽き割って左右に配置していますので、鏡に映った様に同じ木目になります。
鏡板と呼ばれる所以でもあります。(片側の写真しか撮っていませんでした。すみません)
引き出しには、スライドレールを採用。
最後まで引き出しても落下せず、奥にしまったものもよく見えます。
引き出し三段目には仕切り板、前板の上下には手掛けがついています。
I様この度は、ご依頼ありがとうございました。
材質:オニグルミ、シウリザクラ、会津桐(引き出し内部)、桐羽目板(背板・底板)
サイズ:W980 x D440 x H1180 mm
塗装:浸透性ウレタン塗料
参考価格:¥575,000(税込、送料別)
サイズ違いでの製作など、お気軽にご相談ください。
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