三ツ引き箪笥のリメイクです。
桐タンスの良さである、軽さ、高い気密性を残しながら、モダンなチェストに生まれ変わりました。
もともとの塗装は「砥の粉仕上げ」と呼ばれるものでした。
これは、桐タンス特有の伝統的な仕上げ方で、薄い黄色味で独特な優雅さがあります。
しかし、デリケートな扱い方が必要となってしまい、デメリットもあります。
撥水性が低いので、汚れや染みがつきやすいのです。
今回の桐タンスもやはり、シミが目立ちました。
タンスを丸洗いして砥の粉を落とし、扱いやすくなるようにオイルフィニッシュ(ダークブラウン)で再塗装しました。
丸洗いすることで同時に汚れも落ち、水分を含むことでへこみ傷なら元通りになります。
オイルフィニッシュで再塗装することで、砥の粉仕上げではよく分からなかった、組継ぎ(板と板の接合)の様子がよく分かるようになりました。
取っ手は真鍮製のものに交換し、脚を新たにつけることで、和室以外でも違和感なく使えるようになりました。
桐タンスの特徴である、気密性の高い引出はそのままです。
大切な桐タンス、修理やリメイクすることで、また長くお使いになれます。
ぜひお気軽にご相談ください。
参考価格
再塗装 ¥27,500~
取っ手付け替え ¥1,100~/1箇所
脚の製作 ¥33,000~ (税込、送料別)
※補修や部材の作り替えが必要な場合には別途料金がかかります。
ご依頼方法についてはこちらをご覧ください。
Comentarios