UMEBACHI FURNITURE

2023年4月21日3 分

山桜のサイドボード S-6

最終更新: 2023年11月7日

埼玉県 M様

組接ぎが印象的なサイドボード

材質:ヤマザクラ、桐突板(背板)、紫檀(引手)

サイズ:W800 x D300 x H550 mm

塗装:植物性オイル

ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。


埼玉県のM様より、襖を使ったサイドボードのご相談をいただきました。

M様は襖のお仕事をされており、襖はご自分で手配するとのことでしたので、こちらは外側の箱部分のみ製作することに。

やりとりしていく中で、ガラス戸と襖が入れ替えられる2way仕様になったらいいな、というご要望があり、ガラス戸もこちらで製作することになりました。

ご希望をまとめると以下の通りでした。

・サイズは、W800 x D300 x H550~600 mmくらい

・脚があった方が良い

・戸のガラスはマス目やドット、アンティークが好み

・樹種はヤマザクラ

ご希望を元に何度かやりとりし、最終的に以下の図面に決定しました。

ご提案した図面

襖を使うとのことで、組接ぎの技法を取り入れ、和のテイストをデザインに取り入れました。

組接ぎ

組継ぎは、とても手間のかかる技法ですが、ぴたっと納まるとなんとも気持ちがいいです。

製作中の様子

ガラスについては、大正から昭和初期にかけて作られていた、ゆらぎのあるレトロなガラスをストックしていましたので、こちらをご提案しました。

M様は、「古いガラスが大好きで、憧れがあった」とのことで採用となりました。

ゆらぎのあるガラス

昭和40年以降は精巧なガラス板を作る技法が確立され、このようなガラスが作られることはなくなりました。

今では昔風ガラス、昭和レトロガラスというのが、復刻として製作されてはいますが、やはりゆらぎの感じが違うのです。

当時物のガラスを見ると、なんとも言えない心地よさを感じます。

引手部分には紫檀でできた引手を埋め込んであります。

濃い色がアクセントになり、全体の印象が引き締まります。

紫檀でできた引手

裏側にも一工夫。

戸の裏側にも引手を掘ってあるので、戸を全て右側に寄せてしまっても、簡単に戸を閉めることができます。

裏側の引手(内側から撮影)

襖の製作は、こちらの家具の納品後とのことでした。

後日、完成写真を送ってくださるとのことでしたので、その際はこちらでご紹介させて頂きます。

楽しみです。

M様この度は誠にありがとうございました。


材質:ヤマザクラ、桐突板(背板)、紫檀(引手)

サイズ:W800 x D300 x H550 mm

塗装:植物性オイル

参考価格:¥198,000(税込、送料別)

サイズ違いでの製作など、お気軽にご相談ください。

ガラスは型板ガラス(柄の入ったガラス)にすることもできます。

ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。


襖と組み合わせた写真を送っていただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。

伝統的な変り唐草の模様を使っています。

ヘリ無し畳を使ったモダンな和室に合いそうですね。

襖を使った家具の製作は初めてでしたが、お客様に喜んでいただけたようで何よりです。

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